2012年7月30日月曜日

第3回 空き地歌会 題詠「地」作者&選歌結果

7/28(土)第3回 空き地歌会 題詠「地」の作者&選歌結果です。

A   吹き荒れる神風に頬叩かれて我立ち上がりし地に繋がる(ゆあ環)
  《選》竹内亮


B   地下鉄を鏡の箱にしてしまうおまえのちから おまえのこころ(むしたけ)
  《選》紗都子 檀可南子 飯田彩乃


C   読みかけの本が真昼の空を飛び地面に刺さるブックマーカー (二葉吾郎)
  《選》たえなかすず 檀可南子 hacha 実山咲千花 ゆあ環 飯田彩乃


D   うつくしいしあわせを名に持つ人の手のパン生地になりたい夕べ (田中ましろ)
  《選》在原紀之 紗都子 空音 竹内亮 ショージサキ 
     二葉吾郎 むしたけ 本多響乃 天国ななお


E   白地図に色をかさねてゆきながら再生させるふたりの軌跡 (紗都子)
  《選》在原紀之 住友秀夫 田中ましろ ゆあ環 野比益多


F   金だらい抱えて路地を追いかけたラッパの音と赤い夕焼け(住友秀夫)
  《選》竹内亮 hacha 龍翔


G   地下室に監禁されていたような片思いから脱出をする(本多響乃)
  《選》在原紀之 野比益多


H   それなりに無敵と思う 地下水も空に撒いたら虹に変わるし (ショージサキ)
  《選》紗都子 住友秀夫 檀可南子 実山咲千花 
     結城直 薫智大介 むしたけ 天国ななお


I   意地はらず肌を重ねていたのなら少しは楽になれてたのかな (薫智大介)
  《選》


J   飲み干したワインボトルを並べれば墓地にも見えるなくした恋の (空音)
  《選》在原紀之 田中ましろ hacha ゆあ環 結城直 龍翔 天国ななお


K   誰でさえ土に還れば荒れ果てた大地に花を咲かすのでしょう (結城直)
  《選》竹内亮 檀可南子 薫智大介


L   のうのうとわたしの地球に触れながらあなたが取ると言った責任 (龍翔)
  《選》住友秀夫 空音 田中ましろ 実山咲千花
     結城直 ショージサキ 飯田彩乃 野比益多

M   ノーヒットノーラン直前地に落ちたまばゆい夏の弧線を思え(たえなかすず)
  《選》住友秀夫 空音 檀可南子 hacha ショージサキ 
     薫智大介 むしたけ 本多響乃 飯田彩乃


N   口づけを 交わしたあの地に また立てば 「なぜはじめてを…」と ほんのり悔やむ(在原紀之)
  《選》


O  明け方の腕をながれる静脈の青の向こうに地の果てを見た (飯田彩乃)
  《選》住友秀夫 結城直  ショージサキ


P   シダの茂る森で言われた「ありがとう」地下水脈の音に似ていた (竹内亮)
  《選》紗都子 実山咲千花 ゆあ環 二葉吾郎 むしたけ


Q   王様の耳はロバの耳だけど好き 地面を掘ってこっそり言った(檀可南子)
  《選》紗都子 空音 田中ましろ 実山咲千花 二葉吾郎  
     本多響乃 天国ななお 野比益多


R   右耳を地面にきゅっとくっつけて左耳から空あふれさす(野比益多)
  《選》たえなかすず 田中ましろ 結城直 ショージサキ 
     二葉吾郎 龍翔 本多響乃


S   この叶わない気持ち衛星になる 下を見上げる空から地球 (hacha)
  《選》たえなかすず 竹内亮


T   地球儀を持って地球を歩いてもやっぱり道に迷ってしまう (実山咲千花)
  《選》空音 たえなかすず 薫智大介 二葉吾郎 むしたけ
     龍翔 本多響乃 天国ななお 飯田彩乃


U   着地した場所は違っていたような気がするけれど幸せでした(天国ななお)
  《選》在原紀之 たえなかすず hacha ゆあ環 薫智大介 龍翔 野比益多


2012年7月24日火曜日

第3回 空き地歌会 題詠「地」詠草

21首揃いました。
各自確認をよろしくおねがいします。
なにか間違い等ありましたら、野比までメールをください。

A   吹き荒れる神風に頬叩かれて我立ち上がりし地に繋がる

B   地下鉄を鏡の箱にしてしまうおまえのちから おまえのこころ

C   読みかけの本が真昼の空を飛び地面に刺さるブックマーカー 

D   うつくしいしあわせを名に持つ人の手のパン生地になりたい夕べ 

E   白地図に色をかさねてゆきながら再生させるふたりの軌跡 

F   金だらい抱えて路地を追いかけたラッパの音と赤い夕焼け

G   地下室に監禁されていたような片思いから脱出をする

H   それなりに無敵と思う 地下水も空に撒いたら虹に変わるし 

I   意地はらず肌を重ねていたのなら少しは楽になれてたのかな 

J   飲み干したワインボトルを並べれば墓地にも見えるなくした恋の 

K   誰でさえ土に還れば荒れ果てた大地に花を咲かすのでしょう

L   のうのうとわたしの地球に触れながらあなたが取ると言った責任 

M   ノーヒットノーラン直前地に落ちたまばゆい夏の弧線を思え

N   口づけを 交わしたあの地に また立てば 「なぜはじめてを…」と ほんのり悔やむ

明け方の腕をながれる静脈の青の向こうに地の果てを見た 

P   シダの茂る森で言われた「ありがとう」地下水脈の音に似ていた 

Q   王様の耳はロバの耳だけど好き 地面を掘ってこっそり言った     

R   右耳を地面にきゅっとくっつけて左耳から空あふれさす

S   この叶わない気持ち衛星になる 下を見上げる空から地球 

T   地球儀を持って地球を歩いてもやっぱり道に迷ってしまう 

U   着地した場所は違っていたような気がするけれど幸せでした